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ブラック企業天国日本!なぜこの国はブラック企業であふれかえるのか

1億総貧困時代とも言われる現代に、なぜここまでブラック企業が蔓延るのか検討。


ブラック企業とは



ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」(今野晴貴による定義)を指す。「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある。対義語はホワイト企業


社畜・ブラック企業あるある.com


日本語の「ブラック企業」の由来には求人広告業界の隠語や、パソコン通信時代のネットワークコミュニティからなど諸説ある。既に1990年代後半には、離職率の高い企業を並べた「ブラック企業ランキング」がインターネット上で作られていた。2008年には書籍『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が出版され、翌2009年に映画化された。2013年には「ブラック企業」が新語・流行語大賞を受賞し、NPO法人POSSE代表でブラック企業に関する複数の著書を発表している今野晴貴が授賞式に出席した。
将来設計が立たない賃金(貧困、ワーキングプア)で私生活が崩壊するサービス残業長時間労働)を強制し、なおかつ若者を「使い捨て」るところに「ブラック」といわれる所以である。
出典 ブラック企業 - Wikipedia



ブラック企業大賞2017ノミネート



一目でわかるブラック企業(こんな会社に御用心)


ブラック企業がはびこる地獄のメカニズム


もちろん、労基のように、監視する立場の存在が適正に働き、次々と摘発、修正していけば、本来的にはブラック企業、特に少なくとも法を犯している企業はゼロにできるはずなのですが、現実にはほぼ機能しておらず、減るペースよりも増えるペースの方がはるかに上回り、今や社会中にブラック企業があふれかえり、新卒が就活をしても、一部の優秀な若者以外ブラック企業しか就職先がないようなありさまです。
では、一旦監視が甘いせい、という減らせない原因は置いておいて、このようなブラック企業が増えてしまうのはなぜか、流れを見てみましょう。



今すぐ転職すべき職場ランキングTOP7〜心身崩壊するブラック企業の特徴


1.無能でも社長になれてしまう


今の日本の会社は、資本金1円からでも株式会社は興せるし、仮に倒産してもデメリットゼロなため、何の能力もないただのバカが、人の下で働くことが苦だという理由だけで、次々と起業しています。
そうすると当然商才も何もなく、利益や利益率の低い仕事しかできません。それでも、この時点で、無能社長は自分の給料だけは多額に得たいために、社員を薄級激務という地獄で働かせ、ブラック企業になり下がります。


少なくとも、すぐ倒産して回りに迷惑をかけたり、社員を過労死させる会社だらけなことを考えると、資本金は1円でもいいですが、まず国に預かり金でも渡して、被害はそこから少しでも補填する仕組みでも欲しいですね。


2.ブラックゆえに安受注で仕事を奪う


社員の人権無視で、安月給や残業代なし、ひどい場合は給料無し、無制限サービス残業などが常態化しているため、普通のホワイト企業が仕事をするより、受注額が安かったり、納期が異様に早かったりと、一見するとメリットのありそうな仕事をしていたりします。
このため、今時の不景気下では、どこの会社も仕事を頼む際、とにかく早く安く仕事をして欲しい、などが普通なため、仕事を発注したい企業は、ホワイト企業ではなく、うっかりブラック企業に仕事を頼んでしまうようになります。


3.ホワイト企業もブラック化


結果、仕事を奪われたホワイト企業は、利益が下がり、その時どうするかというと、おとなしくホワイトのままつぶれていくか、結局ブラック化して、他のブラック企業より、安く、早く仕事をしてまたブラック企業間での仕事の取り合いに参戦するかです。
となると、結局そうした安さなどでは仕事が取れても利益が悪く、社員の待遇悪化につながっていきます。
ブラック企業などというものは、経営者や役員のような何の役にも立たない人間の給与だけは確保するため、若者などをはじめ、一般社員だけがどんどん悪環境にさらされていきます。


では解決策は


ここまでブラック企業だらけになってしまうと、もはや根絶は不可能では?と思うレベルですが、今のブラックが蔓延る流れの逆をすればよいわけなので、仮説ではありますが、下記のように大胆な対策を打っていけばよいのではないでしょうか。


労基違反には実刑で対応


たいがいのブラック企業は、労働基準法など守っておらず、違法サービス残業や、有休の取得阻止など犯罪行為をしているため、そうした労基違反で会社を摘発した場合、一度目で違反者の上司と経営者は最低でも10年以上の懲役など、二度目摘発されたらその企業は強制解散、などでよいわけです。
それか、もう素直に、労基違反=社長を即死刑でもいいと思います。そうすれば、社長だって自分の命がかかれば、必死に社内中で違反がないかチェックし、また違反しないような環境作りをするでしょうし。


また、ブラック企業は無能人間の受け皿になっているので必要悪論を唱える人もいますが、これも簡単で、今は、卑劣な仕事で業界内のシェアを奪うブラック企業と、その悪環境下でも戦える収益性のよいまともなホワイト企業、しかないから、まともな人材ほホワイトへ行き、行けなかった無能な人がブラックに行く、という構図になっていますが、結局、ブラック企業をすべて潰せば、他に選択肢がなくなった仕事が、その分ホワイト企業に回るわけで、つぶしたブラック企業分の仕事をホワイト企業が受けるのに、結局人手が必要となり、つぶれたブラック企業の社員達の手が使われるわけです。そして、そうした利益を落とすようなブラック企業がいなくなれば、少しくらい無能社員を使っても、収益性を確保した仕事ができるようになり、各社で十分に働き口が確保できるようになります。


きちんと、ブラック企業をつぶし、正しい価値、価格で仕事がホワイト企業に回るようにし、今ブラック企業で働いているせいで、その間を生きるお金すらない若者にはきちんと行政で支援してください。
そうすれば長い目で見れば、ホワイト企業の納税と(ブラック企業は税金なんて納めない)、救われた労働者がきちんとお金を手にして納税し、政府も税金が増えることになります。