WindowsXPのサポート終了に伴いLinuxに注目が集まる中、特に軽量なディストリビューションの紹介
軽量Linuxディストリビューションとは
軽量Linuxディストリビューション(英語: lightweight Linux distribution)とは、比較的貧弱な動作環境(CPUやメモリ)で使用できる、動作の軽いLinuxディストリビューションのことです。
元々Windowsのように様々な付加機能はあまりついていないので、Linuxはどれもやや軽めですが、ここではその中でも、特に、古めの低スペックパソコンでも平気で動くような軽量なものをご紹介します。
例として、1GHzのプロセッサと1GBのRAM容量を必要とするUbuntuの軽量派生ディストリビューションであるLubuntuはPentium IIプロセッサと128MBのRAM容量で動作する。古くて低スペックのマシンもこれにより有効活用できることから、ある程度パソコンに詳しい人や自作PCユーザーには古くから人気です。
Wikipediaで、このような軽量Linuxディストリビューションの紹介の項目ができるほど、昔から、技術屋のみなさんがいかに省エネでLinuxが動かせるか試行錯誤してきたかがよくわかる証のようですね。
Puppy Linux
Puppy Linux 550JP
Puppy Linuxのバージョン5系の日本語安定版
CPU: i586(Pentium, AMD K5 以降。)
RAM: 256MB以上推奨(それ以下でも仮想メモリを使い動作可能)
小型軽量なOSなれど、GUIで使用しても、欲しい機能のほとんどや、必要な機能はきちんとひとしきりついています。
操作さえ慣れてしまえば、Windowsよりはるかに軽快に動くと評判です。
PuppyLinuxのバージョン4系の日本語版で安定版のもの。
バージョン5系よりさらに軽い
CPU: Pentium 166MMX以上 RAM: 128MB以上で動くとされる軽量ディストリビューション。本体容量も小さいため、CD/DVDでのディスクBOOT可能。
【How To】Precise Puppy Linux 571JPのインストール
Puppy Linux 6 日本語化 ⇒ 3.インストール
LxPup
軽量OSのPuppyLinuxをベースにデスクトップをLXDEにしたディストリビューション。
起動時メモリ100MB未満、という軽さが魅力です。
インストールディスクサイズもCD1枚に収まるサイズです。
LxPup - Puppy Linux + LXDE プロジェクト日本語トップページ - OSDN
グッバイ Windows ようこそ Linux: LxPupのインストールからインターネット接続のまとめ
LxPup - Puppy Linux with the LXDE Desktop Environment!
LxPUP Tahr 14 12 Puppy Linux with LXDE
SliTaz
SliTaz:超小型Linuxディストリビューション | SourceForge.JP Magazine
わずか24MBのソースファイル、128MB以上のメモリで動作する軽量Linuxディストリビューションです。マルチ言語化バージョンの場合、本体ソースはもう少し大きい。
デフォルトではほぼ何もないようなシンプルOSなだけに軽量で、非力なマシンでも動くと評判です。
軽量OSを入れて、あとは自分でカスタママイズした方向け。
Slitaz - Wikipedia
驚異的な軽量OSです。
SliTaz Linux 4.0
Basix
【〇〇を使ってみた】 Basix使ってみた|Ubuntu|Ubuntuを使ったりするブログ
日本で開発されているUbuntuベースの軽量Linuxディストリビューション。
動作クロックが166MHz以上のPentium MMX以降のx86互換CPUと128MB以上のメモリで動作する、という、軽量ディストリビューション。
Basix 2 0 (ライブCDの部屋より)のライブ立上げ
Damn Small Linux
スペック低くても関係ねー Damn Small Linuxインストール(1)
16MBのメモリでも動くという、LiveCD起動もできる軽量ディストリビューション。
本体自体50MB~100MBほど。それでも必要最低限なアプリ、機能はそろっています。
Damn Small Linuxのメモリの限界
KNOPPIX
CD1枚でOSまで起動、各種作業ができてしまうため、昔から緊急時にパソコンを立ち上げる手段としても人気です。
CD-ROMまたはDVD-ROMから起動することが可能なDebianベースのLinuxディストリビューション。インストールいらずなのでOS破損時のハードディスクからのデータ救出などにも利用できる。
なお、起動時80MB程度のメモリ使用量
KNOPPIX 使い方 動画
wattOS
超軽量Linuxディストロ/wattOS R7.5のインストールと日本語化 | ユービックログ研究所
Ubuntu 13.04をベースとした軽量Linuxディストリビューションひとつで、その名(電力の単位ワット)の通り、省電力を目指したディストリビューションという内容になっている。
メモリ使用量、驚きの77MB
wattOS R7 日本語版 ~軽量・省電力Linuxでバッテリーにも優しい?~(OpenSSL のバグ有り) | mogi2fruitsどっとねっと
WattOS R9 VMにインストール~日本語表示、日本語入力まで
Lubuntu
Ubuntuベースでデスクトップを軽量なLXDEに変えたディストリビューション。
バージョンによるが利用ハードディスク領域4GB、使用メモリ180MB程度、と元々軽量なLinuxの中でも、特に軽量なディストリビューション。
UbuntuからデスクトップをLXDEにしたことで劇的に軽量になりました。
その分便利ツール系のランチャーなどは見られないため、画面上はいたってシンプルです。
Lubuntu インストール 14.04.1 LTS 日本語版をハードディスクへインストールしてみました。Install Japanese
Lubuntu 16.04 LTS (Desktop Image) のインストール | Install of Lubuntu 16.04 LTS in Japanese
xPUD
高速・軽量の「ブラウザOS」、「xPUD 0.9.2」がリリース | SourceForge.JP Magazine
軽量で使いやすく、日常の利用に十分なアプリケーションを備えるLinuxディストリビューションを目的に開発が進められており、「plate」と呼ばれるユーザーインターフェイスや高速な起動が特徴とする。
800MHzのCPU、256MBのメモリ、64MBのHDDで動くとされており、低スペックマシンでも動くように設計されています。
使用レポートを見てみますと、まだ若干の日本語入力関連のバグ等も報告されており、今後の追加開発で、バージョン1.0以上に期待、といったところです。
xPUD 0.9.2
Bodhi Linux
仏教徒のための Bodhi Linux 入門?! | 澍法雨
動作要件:
CPU 300MHz以上 , メモリ 128MB, 2.5GB の HDD
とされ、かなりの軽量ディストリビューションです。
Bodhi Linux で遊ぶ
使用感や、各種設定方法が解説されています。
軽量Linux系なのに、機能は豊富で、えっらいオサレデスクトップも作れます。
Bodhi Linux 3.0.0 install and overview | the Enlightened Linux Distribution
Tiny Core Linux
Tiny Core Linux 日本語版のインストール - PukiWiki
超軽量小型のディストリビューションである、Tiny Core Linuxの紹介です。
開発リーダーのRobertはTiny Core Linuxのプロジェクトにおいて「より小さなLinux」を作ることを標榜しており、Tiny Core Linux自身(Core)は9MBしかなく、デスクトップ向けLinuxとしてはもっとも小さい部類に入る。一番大きいパッケージであるCorePlusでも100MBに満たない。
Tiny Core Linux 日本語「超軽量Linux どうしてもPCが古すぎてLinuxが起動できない場合」【レモン】79