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劇的な変化!?水道局の努力の奇跡でおいしくなった東京の水道水☆

かつては水道水はカルキ臭くて飲めたもんじゃない、と酷評されていた首都東京。それが水道局の絶え間ない努力によりこんなにおいしくなりました。


水道水


東京の水道水
言わずと知れた、蛇口をひねれば出てくるお水。貯水池、浄水場から、水道管を通って人々の元に届くまでに細菌の繁殖等を防ぐため、様々な薬漬けになって、すっかりまずいもの、という不評が根付いていましたが・・・それが、なんと近年劇的に改善!!
出典 amanaimages.com



上水道(じょうすいどう)とは、一般に飲用可能な水の公共的な供給設備一般を指す。上水道には単に「水道」という呼び方もあり、下水道や中水道などとの区別を強調する場合に上水道と呼ばれることが多い。
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日本の上水道では蛇口地点で塩素が0.1mg/L以上含まれていなければならず、これによって大腸菌等のバクテリアの発生を防いでいる。
このことがもともとは水道水は臭い、カルキ臭い、と言われる元凶になっていました・・・



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水道の元となる取水した原水が十分に清浄であればこれだけで十分清潔な水道水が供給できるが、原水そのものが汚れたものであれば、多くの次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウムを加えてバクテリアを塩素殺菌する必要がある。
そして都会の水源はどうしても都会ならではの様々な汚れがあり・・・大量の消毒が必要になり



消毒のために使う大量の薬品や、家庭まで水を運ぶ際の水道管の問題等で、においの問題はなかなか消せない問題として長年残ってしまっていました。
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東京都のおいしい水CM


かつての水道


とても上水道用の川に向いているとは言えないような場所からも取水していました。
取水する上流に下水処理場が建設されたり、江戸川流域の河川汚染の影響で低品質水道水と言われた


昭和の末ごろから江戸川の水質が悪くなり、特に藻の臭いが強い
どうしても高度成長の工場排水等、両立できない部分だったのかもしれませんね



残念ながら飲料用にはきれいな川でないと、その分消毒や処理の手間もかかり、結果薬品臭い水になってしまったりします。
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そこから高度浄水処理へ


東京の水道水を巡っては、昭和40年代から50年代にかけてカビのにおいやカルキ臭がするなどの苦情が寄せられたため、東京都は順次、浄水場を改良
あまりの不評に奮起した東京都


本気を出して取り組んだ結果、
1992年、金町浄水場に「高度浄水処理施設」が誕生、以降次々導入され、
現在、浄水場は11カ所あり、金町のほか三郷、朝霞、三園の4カ所で高度浄水処理を行っています。


高度浄水処理 - Wikipedia




結果東京の水はおいしく飲める水に♪♪



水の遊学館 高度浄水処理


金町浄水場


金町浄水場高度浄水施設(第三期)事業評価 | 水道事業紹介 | 東京都水道局


1926年8月竣工。原水は江戸川の表流水を導入。水系上流の水質悪化や、取水口の上流の対岸に千葉県松戸市下水処理場の排水口があった影響で、低品質水道水であった。


金町浄水場 - Wikipedia


特に昭和40年代はカビ臭がひどく、活性炭処理が間に合わず、高速沈でん池にスカム(水中の有機物が腐敗し、この時に発生するガスによって浮上した有機物の「かす」)が発生する事態まで発生、1984年には当時の厚生省が発足させた「おいしい水研究会」に「日本一まずい水道水」と評される。
しかし、汚いままではいられない、と高度浄水処理による、徹底した高品質化を!!


東京都水道局は、1992年にオゾンによる高度浄水処理を開始、加えて高度浄水処理施設(オゾン処理)の完成、水系上流の下水処理能力が向上した。この高度浄水処理された水道水は、残留塩素を除去し、ボトルウォーター『東京水』として、東京都庁舎をはじめ東京都の施設等で市販されている。


今では環境問題への取り組みで必死に努力し、水源として取水する川まですっかりきれいになっています。



金町浄水場 水をおいしく「高度浄水施設」が完成


東村山浄水場


東村山浄水場(ひがしむらやまじょうすいじょう、英称 Higashi-Murayama Purification Plant)は、東京都東村山市にある東京都水道局の浄水場である。
「東京都四大浄水場」のひとつで、全体の18.4%を担う。


東村山浄水場 - Wikipedia



東京東村山浄水場の桜と施設見学



多摩東部に給水 東村山に高度浄水施設完成


朝霞浄水場


朝霞浄水場 - Wikipedia



朝霞浄水場(あさかじょうすいじょう英称 Asaka Purification Plant)は、埼玉県朝霞市にある東京都水道局の浄水場である。
第1次利根川系水道拡張事業の一環として1966年(昭和41年)10月3日に竣工した、日本第2位の施設能力を誇る大規模浄水場(日本最大は大阪広域水道企業団・村野浄水場)。 原水は利根川および荒川の表流水を導入。 ろ過水の半分を高度浄水処理して上井草給水所(杉並区)および本郷給水所(文京区)に送水している。正式部署名は「東京都水道局朝霞浄水管理事務所」。同管理事務所は三園浄水場も統括。


荒川にある秋ヶ瀬取水堰で取水された原水は、朝霞水路に導かれ、沈砂池を経て新河岸川をサイフォンで渡り、原水ポンプ所の受水井まで自然流下で導水される。導水施設のうち沈砂池までは独立行政法人水資源機構秋ヶ瀬管理所が管理。


三郷浄水場


三郷浄水場 - Wikipedia


三郷浄水場(みさとじょうすいじょう、英語: Misato Purification Plant)は、埼玉県三郷市彦江にある東京都水道局の浄水場である。
昭和60年(1985年)6月24日通水。原水は利根川系の江戸川の表流水から引き入れている。 三郷浄水場は都心から北東へ約20kmの埼玉県三郷市彦江に築造された東京都水道局で4番目の施設能力を有する大規模浄水場である。原水を自然流下で導水し、原水ポンプで着水井に揚水した後、薬品沈殿池及び急速ろ過池で浄水処理されオゾンと活性炭を組み合わせた高度浄水処理した後、浄水は二系統の送水管路で区部に送水する。


東京水


水道局の誇りを掛けたおいしい水道水が完成しました。


ペットボトル「東京水」販売所のご案内 | 広報・広聴 | 東京都水道局
結構様々な場所で販売しております。


ペットボトル飲料なのに、なんと原材料は水道水のみ!!



世界に誇る 東京水 Tokyo Water 東京都水道局



Tokyo Water 東京水ペットボトル入り水道水


動画



東京都水道局広報映像 東京都の水道システムと地震対策



東京都水道局広報映像 水道水と友情編



東京都水道局広報映像 日本の水道水編



水道ニュース51号PR映像【東京水のふるさと「水道水源林」】