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いつか人類が火星に行く!テラフォーミングの可能性

地球以外の惑星を、人類が住めるような環境に変化させ、人類が居住できるようにすることを、テラフォーミングといいます。そんなテラフォーミングの可能性や手法の検討


テラフォーミングとは



テラフォーミングとは、科学者たちの永遠の夢、地球外惑星を地球環境化して、人類が住もう、という壮大な計画です。


イメージ
テラフォーミング(英: terraforming)とは、人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること。「地球化」、「惑星改造」、「惑星地球化計画」とも言われる。


アメリカのSF作家、ジャック・ウィリアムスンがCollision Orbit(コリジョン・オービット)シリーズで用いた造語が語源であるとされる。


テラフォーミング - Wikipedia



テラフォーミングCG


科学的見地から見たテラフォーミング


テラフォーミングモデル
まずは地球外の惑星の地表に専用の基地を置くところから始める説がほとんどのようです。
ある程度の陸地や、地表がないとまず最初につまづきますから、太陽から近すぎても、遠すぎてもダメなもよう。


SFの世界では一般的なアイデアであるが、現実の科学においても、テラフォーミングに関する研究や試算が発表されている。
テラフォーミングの研究はすなわち地球環境の研究でもあり、地球の環境破壊の修復にテラフォーミングの技術を応用する事も考えられている。


どの方法も、いきなり地球外の惑星の環境を完全にテラフォーミングするのは難しいので、たいていは、初期に宇宙ステーションと同じ、過酷な環境に耐えられるシェルターを、地上に建造し、そこに入植し、活動拠点を作りながら、同時に環境を整える案がとられる場合が多いです。



ドキュメンタリー テラ・フォーミング 宇宙コロニーの実現


火星のテラフォーミング


Amazon.co.jp: 2035年 火星地球化計画     (角川ソフィア文庫): 竹内 薫: 本
ひと昔前にはまだSFの世界の話だったようですが・・・


火星の一日(自転周期)は地球と同じくほぼ24時間であり、赤道傾斜角が25度と地球の角度と近いため四季も存在する。
これらから、火星は最も地球に近い惑星であるとされる。
太陽との距離がより大きい火星を地球のような惑星に作り変えるためには、希薄な大気をある程度厚くして気温を上昇させることが重要な条件となる。
大気条件以外は、割と人間が住むには条件よさそうです。


【惑星科学】「火星からの隕石」に生物の痕跡か、国際研究 | 不思議.net
火星からの隕石には生物がいたことの痕跡がある、との報告もあります。きちんとした証明までできてないようですが。


火星の表面重力は地球の1/3にすぎない。この重力下で低重力での健康上の問題が発生しないかどうかはよく分かっていない。
火星は地球と比べて非常に寒く、平均表面温度は-43℃で、最低温度は-140℃である。
火星表面に液体の水の存在は確認されていない。
火星は太陽から遠いため、表面に届く太陽のエネルギーの量(太陽定数)は、地球や月に届く量の半分程度でしかない。
火星の軌道は地球のそれよりも潰れた楕円であるため、太陽との距離の変化が大きく、温度や太陽定数の変化を激化させる。
火星の気圧は、人間が与圧服無しで生存するには低過ぎる。従って、火星表面に作る居住施設は宇宙船のように与圧式にする必要がある。
当然地球とは違うのですから、いくつも解決すべき問題点はありますよね。


火星テラーフォーミングをテーマにしたテラフォーマーズという漫画でも、火星の各種要件を解説していたりします。


2050年以前に実現可能!?火星移住のプロセスを探る! -七花舎
一応ちゃんと地球の危機に備えてマジメに議論されているんですよね。


Electronic Journal: 火星の地球化計画というものがある(EJ1524号)
まだ見果てぬ夢かもしれませんが、惑星の条件で言えば、火星は数少ない地球人が移住の夢を託せる惑星かもしれませんね。



テラフォーミング」で人間が火星に移住!?イーロン・マスク氏が過激発言



火星改造 テラフォーミング


金星のテラフォーミング


金星のテラフォーミングでは、火星の場合とは逆に、500度にもなる気温を何らかの方法で下げる必要がある。金星の気温は濃厚な二酸化炭素による温室効果と、地球より強力な太陽光が主な理由である。


以下、考えらる方法。
・大気圏上層部に微生物や藻類を繁殖させ、光合成により二酸化炭素濃度を下げる(同時に酸素濃度も適度な濃度に上げられる)
・宇宙に巨大な日傘を建造し、太陽光の一部を遮蔽する
・数百kmの巨大な天体を衝突させ、大気を重力圏外に飛ばす(ただし、一回の衝突で失われる大気は全体の一部で、再び重力に捉えられるものもある)


金星の植民 - Wikipedia
惑星としては、火星と同じく、地球のおとなりで大きさや重力条件的には、第二の地球とするには有望なのに・・・灼熱の星なのがなかなかネックですね。


金星移住計画
結構マジメに金星移住の可能性への検討をしています。



金星は地球の双子星とまで言われ、気温さえなんとかすれば他の種々の条件は一番地球に近づけうる、と言われています。


月のテラフォーミング


月は他の候補に比べて地球からの距離が比較的近く、人類が着陸に成功している唯一の地球以外の天体であることから、有力な候補の一つとなっている
この場合、テラフォーミングするというより、環境は変えずに移民を計画するようです。


月の植民 - Wikipedia
結構マジメに月への移民計画は論じられています。



物を月から宇宙に送るために必要なエネルギーは、月の脱出速度の小ささのため、地球から宇宙へ物を送る場合と比べてはるかに少ない。このため、月は宇宙船の建造工場や燃料基地として機能することもできる。
いくつかの計画では、月から物を発射するのにロケットではなく電気的な加速装置(マスドライバー)を使うことを考えている。また、地球よりも宇宙に近いとはいえ月にはいくらかの重力があり、経験上これは長期間の人間の健康に重要なことではないかと思われる。



空気の問題があるので、どうしてもドーム状に都市を築く等の限定された環境化にしか活動範囲は作れないでしょうが、距離的にも一番夢のある話になっています。


テラ・フォーミング 宇宙コロニーの実現 1/2