一時期UMPC(ウルトラモバイルパソコン)やネットブックと言われた低スペックだが小型で安いノートパソコンに搭載されて、低電力で、低発熱、ファンレス運用可能なCPUとして一世を風靡したAtomに最近高スペック版のすばらしい新作が出た件
Atomとは
IntelのAtom(アトム)は、インテルが開発製造している主に携帯情報端末 (PDA) や低価格PC、組込みシステム向けのマイクロアーキテクチャ及びマイクロプロセッサ群である。
小型で、かつ低発熱なのでファンレスで済むことも多いです。
主に排熱や低電力化に工夫の必要なネットブック中心に一世を風靡しました。
スペックは、intel性の他のCPUに比べ低めながら、定格電圧が10分の1程度、とバッテリーや重さファン等に制限の多いネットブックを中心に爆発的に普及したCPU
2007年4月、インテルはx86ベースで低消費電力という新しいカテゴリ「LPIA」とその第一弾のプロセッサ「A100」を発表した。内実としては、専用に大幅の新規開発を行ったものではなく、既に販売されていたPentium Mマイクロアーキテクチャの第2世代にあたるCeleron M(コードネーム「Dothan-512K」、90nmプロセス)そのものであり、周辺チップには既存のICH7から消費電力の多いPCI Expressインタフェースを取り除くなどしたICH7Uが使ったりしていたが、XScale部門をMarvellに売却しなどもあり、x86によるモバイル・組込み機器の発展の端緒となった。
インテルはこれに続けて、Atomシリーズを展開した。
Overclocking intel atom N450 TO 2.1GHZ
低電圧ながら高性能
従来から、定格電圧10W前後で、2コア、ハイパースレッディングにより、4スレッド対応の優れたCPUが多く出ていました。
それがさらに進化して・・・
これまで同様20W程度までに定格電圧を抑えつつも、なんと8コアモデルまで登場!!
さらに小型
他のintel社製の、多くのデスクトップ向けCPUに比べてかなり小型で、タブレットやノートPC用途に適しています。
初期型
出たての頃は、pentium4 、 core2 duo 等、高発熱のCPUが多かったため、ファンレスでも利用できる、でも高性能なCPUなど驚愕の品でした。
初期から低電圧、省電力をウリにして広がってきた atom 。これ自体もどんどん小型化&低発熱型に進化し、ネットブック等の排熱機能の低めにしたいアイテムの普及に一役買っています。
今も昔も低電圧、低発熱なので、安価なノートPCには多々利用されています。
高性能機種も
エルミタージュ秋葉原 – サーバーからクライアントまで。8コアMini-ITXマザーASRock「C2750D4I」をいじり倒す
主にサーバー用途として、8コアAtomを載せ、ファンレスのマザーボードが発売。
C2750D4I
Atomの高性能サーバー用製品、8コアAtomのC2750を積んだ逸品。
約5万円。ちょっと高いけど、静音高性能サーバーマシンでも自作したいならば、ぜひ欲しい一品ですね。
【レビュー】Atom C2750マザー「Supermicro A1SAi-2750F」レビュー 〜8コアAtom最上位の性能とサーバーボードの使い勝手を見る - PC Watch
さらに、同じく8コアAtomを搭載した、まさかのMini-ITXのサーバーボードも登場。
ASRock C2750D4I: Intel Avoton C2750 Octa-Core ITX Motherboard
最近ではついに16コアまでも!?
Atom C2000シリーズの22nmプロセスから14nmに微細化された「Denverton」となっている。コンシューマ向けのAtomではGPU部分が強化されていたが、サーバー向けのAtomではCPUコアの増加とキャッシュの増量に割り当てられ、CPUコアは従来の8コアから16コアに、キャッシュは従来の最大4MBから16MBへとなった。
出典 RyzenとCore Xに続きAtomも最大16コアに。「Atom C3000」ファミリー ~14nm化でストレージ性能が最大4倍、演算性能が2.3倍に - PC Watch
RyzenとCore Xに続きAtomも最大16コアに。「Atom C3000」ファミリー ~14nm化でストレージ性能が最大4倍、演算性能が2.3倍に - PC Watch