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独特の甘みで古来より愛されている甘茶(あまちゃ)

日本古来から花祭りなどで愛飲され、定着している、ほんのりとした甘みのある甘茶(あまちゃ)の紹介まとめです。


甘茶(あまちゃ)とは



甘茶(あまちゃ)は、アジサイ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)。また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料。ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶ということもあるが、前者の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶である。
出典 amanaimages.com



甘茶の茶葉に「御法楽」という御祈祷を神社で行った茶葉のみ「天茶」の称号が許される(読みは同じ「あまちゃ」)。
甘茶は甘味成分としてフィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、その甘さはショ糖の400あるいは600 - 800倍、サッカリンの約2倍である。
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釈迦の生誕を祝う花祭りでもおなじみの「アマチャ」|生薬ものしり事典|元気通信|養命酒製造株式会社


飲料としての甘茶は、黄褐色で甘みがあり、灌仏会花祭り)の際に仏像に注ぎかけるものとして古くから用いられた。これは、釈迦の生誕時に八大竜王がこれを祝って産湯に甘露を注いだという故事によるものである。また、潅仏会の甘茶には虫除けの効能もあるとされ、甘茶を墨に混ぜてすり、四角の白紙に「千早振る卯月八日は吉日よ 神下げ虫を成敗ぞする」と書いて室内の柱にさかさまに貼ると虫除けになるという風習がかつて全国的に行われていた。



茶・麦茶などに砂糖を入れたものは本来の意味での甘茶ではない。
厚生労働省は濃いアマチャを避けること、2〜3グラムを1リットルの水で煮出すことを推奨している。
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甘茶(天茶)アマチャ製造法.佐久ホテル.Japanese traditional sweet, mysterious tea


なぜ仏さまに甘茶をかけるのか?


花御堂は、お釈迦さま誕生の地ルンビニ園を、誕生仏は、お生まれになってすぐ七歩あゆまれて「天上天下唯我独尊」と言われたそのお姿をあらわします。
 そして、お釈迦さまの誕生を慶び、天に九匹の龍が現れて、甘露の雨を降り注いだ、という様子を模して甘茶をかけるのです。


仏教ちょっと教えて - 甘茶をかけるのはなぜ?



お釈迦様の誕生日を甘茶で祝う!灌仏会(かんぶつえ)