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経済破綻中のベネズエラがハイパーインフレでえらいことに

世界一の石油埋蔵量があるにもかかわらず、経済破綻で大変なことになっているベネズエラハイパーインフレ状態のご説明。


ベネズエラとは



ベネズエラ・ボリバル共和国ベネズエラボリバルきょうわこく、スペイン語: República Bolivariana de Venezuela:英語名 Bolivarian Republic of Venezuela)、通称ベネズエラは、南アメリカ北部に位置する連邦共和制国家である。東にガイアナ、西にコロンビア、南にブラジルと国境を接し、北はカリブ海、大西洋に面する。首都はカラカス。コロンビアと共に北アンデスの国家であるが、自らをカリブ海世界の一員であると捉えることも多い。
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ベネズエラ海岸の向こうには、オランダ王国のABC諸島(キュラソー島など)、トリニダード・トバゴといったカリブ海諸国が存在する。ガイアナとは、現在ガイアナ領のグアヤナ・エセキバを巡って、19世紀から領土問題を抱えている。南アメリカ大陸でも指折りの自然の宝庫として知られている。また原油埋蔵量は2977億バレルと世界一。
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北にカリブ海に面し、コロンビア、ブラジル、ガイアナに接する。中央部のジャングルをコロンビアからオリノコ川が流れている。北西部には南米最大の湖、マラカイボ湖が存在する。コロンビアから続くオリノコ川流域の平原部をリャノと呼び、国土の主要部はコロンビアのオリエンタル山脈を通してアンデス山脈が延びてきており、国内最高峰はメリダ山脈に位置する海抜4978mのボリバル山である。なお、南米大陸に位置してはいるが、国土は全て赤道以北、すなわち北半球に位置している。
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独裁政権”への批判が・・・ベネズエラ巡り緊急会合(19/02/05)


ベネズエラの経済危機



世界一の石油埋蔵量を誇り、経済の源泉をほぼ石油に依存していたベネズエラですが、世界的な石油価格の低下や、石油の質低下などで、昨今ベネズエラの経済状況は悪化の一途をたどっています。
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世界一の石油埋蔵量を持つ国
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「石油の金で国民全員食わす社会主義の楽園を作る」と掲げた極左が圧勝
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石油に国の収益の96%を依存し、全員公務員の国家が爆誕。食料は配給。
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原油安であっという間にズタボロに。さらに精製施設に投資してなかったので低品質で他国産に完全に引けを取る。
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食料配給制維持のために農民から作物を強制徴収するようになり農家が海外逃亡し食料自給率が壊滅。食料は輸入で賄うことに。
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石油を売った金で食料を買おうとするので外貨がどんどん枯渇。需給バランスの破綻で石油は安く売らされ食料は高く買うことに。
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国民の人気取り(社会主義の楽園で何もせずとも食べれる)の為にすべての財産を使い切った政府、ついに破綻状態に
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インフレ率が100万%に到達、飢餓で国民の体重は1年で10kg減少、餓えた市民にハトが狩り尽くされる、港に帰ってきた漁船が略奪される
出典 世界一の石油埋蔵量を持つベネズエラが経済破綻!インフレ率が100万%に到達!飢餓で国民の体重は1年で10kg減少!食用ウサギがペットに!:哲学ニュースnwk



経済破綻で外貨不足、国内の食料生産力低下、政権の不安定さで、少ない食料や物資が希少になり、すっかりインフレが進んでいます。
出典 www.aflo.com


ベネズエラは世界最大の石油埋蔵国。
石油を主要産業とし、収入の多くは石油に依存する国(輸出の8割が石油)だったのが、2014年の石油価格の下落で一気に窮地に陥った。半値以下に下落し、ベネゼエラの財政は一気にガクンと傾くことに。

石油価格の下落も一時的なものならよかったが、この石油価格の下落は長引き、オイルショックへと発展。

そこでベネズエラの取った対応は、なんと「強制的な外資系石油関連業者の国外追放」で、これにより、

石油関連の技術者が大量に海外に流出し、
技術者がいなくなったことから、
頼みの綱の石油関連施設が老朽化。
火災なども頻発するようになり、
石油生産も半減することに。
石油の価格も半分、石油の生産も半分で、1/2 x 1/2 で1/4。
つまり国家収入はざっくり1/4となり大打撃です。
出典 ベネズエラのハイパーインフレ率の理由や原因!現在と今後をドイツとジンバブエから探る | 男性の悩み相談・解決はここで決まり


基本的に、石油依存し過ぎて国内産業を育てない、しかも独裁政権の維持のために国民にばら撒き同然の政策を続け、結果、石油価格の不安定さだけでここまで経済が崩壊してしまっています。



【衝撃】ベネズエラハイパーインフレのなぜ?原因は●●!紙幣が紙くず同然?2017年8月 【DNT CH】


インフレ率が100万%


ニュースでも報じられていますが、もはやベネズエラのインフレ率は100万%にも達するとの報で、既存の紙幣はどんどん紙屑化していっています。


インフレ率1,000,000%、激減所得の穴埋めに紙幣刷るベネズエラの失政スパイラル | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト


そんなベネゼエラのハイパーインフレぶりはと言えば、

物価は2016年で約300%、
2017年では約1130%上昇。
(1年で100円のパンが3倍の300円、更に300円のパンが11.3倍の3330円へ)
当時IMF国際通貨基金)は2018年はインフレ率は2530%となると予測してたところが物凄いスピードでこの予想を追い抜き、ベネズエラ議会が発表した2018年6月時点のインフレ率は年率4万6305%。
出典 ベネズエラのハイパーインフレ率の理由や原因!現在と今後をドイツとジンバブエから探る | 男性の悩み相談・解決はここで決まり


【写真で見る】ベネズエラを襲うハイパーインフレ 通貨切り下げ前の食材と値段 - BBCニュース



1カ月で物価2倍、ハイパーインフレの町 ベネズエラを歩く


以前はジンバブエハイパーインフレ


現代ではベネズエラが経済危機でハイパーインフレ中ですが、以前はジンバブエも似たような経済破綻でハイパーインフレに突入していました。


ハイパーインフレジンバブエ!経済崩壊の経緯と理由 - NAVER まとめ