辛くて有名なトウガラシの中で、特に辛さに特化した恐ろしい種の数々をご紹介。
トウガラシとは
トウガラシ(唐辛子、蕃椒、学名:Capsicum annuum)は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)。また、その果実のこと。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。果実は香辛料または野菜として食用にされる。
「トウガラシ」は「唐」から伝わった「辛子」の意味である。ただし、「唐」は漠然と「外国」を指す言葉で、中国経由というわけではない。
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辛味成分カプサイシンは種子の付く胎座に最も多く含まれる。トウガラシは胎座でカプサイシンを作り出している。トウガラシの種子にはカプサイシンがほとんど含まれていないため、種子だけを食べるとまったく辛味を感じない。カプサイシンは果皮にも含まれるが、胎座ほど多くない。
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辛味があり香辛料として使用される品種と、辛味がないかほとんどない代わりに糖度が高く、主に野菜として食される甘唐辛子がある。
トウガラシ類は生育環境により辛味や種子数が変化するため、市販されている物でも味が本来の物と違う場合がある。
トウガラシを未熟収穫する場合や、ししとうなどに多く見られ、市販のもので1割程、本来の物より辛い物が混ざる商品がある。
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初めての家庭菜園ベランダで唐辛子- 収穫まで 2015年10月~12月 Plant Chillies
ペッパーX:318万スコヴィル
元世界一の辛さだった、220万スコヴィルのキャロライナ・リーバーの開発者が10年の歳月を費やして開発した、現在の世界最凶のトウガラシです。
318万スコヴィル、という恐るべき辛さです。
なお、スコヴィルとは、辛さを表す単位で、その辛味を水で何倍に薄めたら辛味成分のカプサイシンを感じなくなるか、という単位です。
Pepper x.... hot pepper challenge cow horn, habenero, jalapeno
The Last Dab (Pepper X sauce) Hot Ones Review
ドラゴンズ・ブレス・チリ:248万スコヴィル
2017年にイギリスで開発された唐辛子。
辛さは脅威の248万スコヴィル。
食べたら死ぬとまで言われ、食用には適さず、龍の吐息という名前が付けられた恐ろしいトウガラシです。
こちら、麻酔薬にアレルギーのある人の皮膚に塗ることで、感覚をマヒさせるなど、医療目的での使用が想定されて開発されたそうです。
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ギネス一位『ドラゴンズブレスチリ』を収穫しました☆やくわ農園
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キャロライナ・リーパー:220万スコヴィル
かつての世界一の辛さ、2013年の世界一の辛さギネスで、157万スコヴィルのトウガラシ。
環境によって辛さが変動するトウガラシで、最大で220万スコヴィルにも。
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トリニダード・モルガ・スコーピオン:150〜200万スコヴィル
2012年に当時世界最高の辛さをたたき出したトウガラシです。
このレベルの辛さのトウガラシには珍しく、調味料としての一般販売もあります。
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農作業 唐辛子 栽培 トリニダードモルガスコーピオン 生長
トリニダードモルガスコーピオンを食べてみた Tasting Trinidad Moruga Scorpion
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー:146万スコヴィル
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー、あるいはトリニダード・スコーピオン・ブッチ・T・ペッパー (英語: Trinidad scorpion 'Butch T' pepper) はシネンセ種のトウガラシの栽培品種であり、最も辛いトウガラシのひとつである。トリニダード・トバゴ原産のトリニダード・スコーピオン種をもとにしている。ヒッピー・シード・コミュニティのニール・スミスが命名した。 もともとスミスはこの種子をミシシッピ州クロスビー/ウッドヴィルにあるチリソース会社ザイデコ・ファームズのオーナーであるブッチ・テイラーからもらっており、テイラーがこのトウガラシの種を広めていた主な人物であったため、名前はこれにちなんでいる。「スコーピオン」種のトウガラシは、尖った先端がサソリの針に似ていると言われるため、サソリを示すスコーピオンという名で呼ばれている。
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは3年間にわたり、最も辛いトウガラシとしてギネス世界記録を保持していた。2011年3月に行われたラボの試験では標本がスコヴィル値1,463,700を記録し、この時点で世界一辛いトウガラシとなった。土壌をミミズ堆肥を作っている農場の流去水で肥やすことにより、辛いトウガラシができるという。2012年にキャロライナ・リーパーがスコヴィル値にして1,569,300 SHUを記録し、ギネス世界記録に世界一辛いトウガラシとして登録されたため、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは世界一辛いトウガラシではなくなった。
【トリニダート・スコーピオン・ブッチ・テイラー使用】モスバーガーの激辛テリヤキちきんバーガーを激辛好きが食べたらこんな感じ
トリニダードスコーピオンブッチテイラーTasting Trinidad Scorpion Butch T
ブート・ジョロキア:110万スコヴィル
ブート・ジョロキア(ブット・ジョロキア、Bhut Jolokia)とはトウガラシ属の品種。
北インド(アッサム州、ナガランド州、マニプル州)およびバングラデシュ産のトウガラシ属の品種である。2007年にギネス世界記録でハバネロ(およびその栽培品種レッドサヴィナ)を抜いて世界一辛いトウガラシとして認定された(その後別のトウガラシであるキャロライナ・リーパーやドラゴンズ・ブレスに抜かれ、現在はペッパーXが一位である)。
ドーセット・ナガという種が非公式世界一と囁かれているが、これはバングラデシュのシレットからブート・ジョロキアの種を持ち帰りイングランドのドーセットで育てたもの。もともとはバングラデシュ産が原産である。現在、インド産とバングラデシュ産の間で同種・異種を巡り議論が行われているが、それに関してはバングラデシュの企業が調査を行っている。
分類についてはキダチトウガラシ (Capsicum frutescens) かシネンセ種 (Capsicum chinense) かで意見の相違がみられ、DNA鑑定の結果では双方の遺伝子が見られた。
熟した実は長さ60mmから85mm、幅25から30mmで色はオレンジまたは赤。ハバネロに似るが表面はザラザラしており凹凸がある。
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ハバネロ:45万スコヴィル
ハバネロ(英:Habanero chilli、西:chile habanero、学名:Capsicum chinense)はトウガラシ属の植物の一種で、シネンセ種の品種の一つ。実の大きさは2 - 6センチメートル。名称はハバナにちなみ、スペイン語では"H"を発音しないためチレ・アバネロとなる。
ハバネロの熟す前の実は緑色だが、熟すると様々な色に変わる。最も一般的なのはオレンジ色だが、白、ブラウン、ピンクなどもみられる。
ハバネロの辛さはおよそ300,000スコヴィル(辛さの単位)で、ギネスブックにはGNS Spices Inc. が1994年に申請した最高記録として577,000スコヴィルが掲載されている。その起源は中央アメリカから南アメリカで、アマゾン盆地かその近くの沿岸部である確率が最も高いと考えられており、そこからユカタン半島に伝わったようである。ユカタンでは現在年に1500トンが生産されており、その他の産地としてブラジル、コスタリカ、ベリーズ、アメリカ(テキサス州、アイダホ州、カリフォルニア州)がある。
ハバネロは単に猛烈に辛いだけでなく、柑橘系のフルーティーな香りがある。したがってハバネロは鳥、牛肉料理やカレーなどに用いることにより、料理全体の食味を向上させることができる。逆に日本食のうどんなどの淡白な風味の料理に用いるとハバネロの風味が勝るために使用には注意を要する。日本では東ハトが「暴君ハバネロ」を2004年に発売し、第一次激辛ブームの80年代(1984年~87年)以来、本商品が第二次激辛ブームの発端となり、急激に知名度が上がった。
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鷹の爪:4万~5万スコヴィル
鷹の爪(たかのつめ)は、トウガラシ (Capsicum annuum) の品種。日本では代表的な品種である。
実は小さく、先がとがってやや曲がった紡錘形である。長さはおよそ6センチメートル。この形が鷹の鉤爪を連想させることからこの名がある。熟すと鮮やかな赤色になる。乾燥させた実を丸ごと、あるいは輪切りや粉末にして香辛料として使う。粉末にした鷹の爪は一味唐辛子と呼ばれる。
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辛味が強く、特に種子が非常に辛いと言われるが、実際に辛いのは胎座の部分である。生の鷹の爪から胎座を取り除いた種子や果肉には辛いと感じるほどの辛味成分カプサイシンはほとんど含まれていない。しかしながら一般的に売られている鷹の爪は収穫後に乾燥させた物である場合がほとんどで、乾燥させることにより辛味は胎座から種子や果実に広がる。
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日本で一般的に使われているトウガラシですね。
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