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さすが漢字の国日本!!壮絶にかっこいい四字熟語をご紹介

日本の古くからの文字文化に大きく貢献して根付いている漢字。そんな漢字の中で、字面も語感も最高にかっこいい四字熟語を一挙ご紹介します。


かっこいい四字熟語の数々


漢字を使う民族日本で使われ、字面、響きや意味などが大層かっこいい四字熟語をご紹介します。


風林火山ふうりんかざん



出典 www.amazon.co.jp


風林火山ふうりんかざん)は、甲斐の戦国大名武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し)の通称である。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の句は、『孫子』・軍争篇第七で、軍隊の進退について書いた部分にある文章を、部分的に引用したものである。すなわち、

「故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、難知如陰、不動如山、動如雷霆。」
(故に其の疾きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、知りがたきこと陰の如く、動かざること山の如く、動くこと雷霆(らいてい)の如し)
からの引用である。
出典 風林火山 - Wikipedia



風林火山


風光明媚【ふうこうめいび】




自然の眺めが清らかで美しいこと。また、そのさま。
「風光」は自然の眺め・景色。「明媚」は清らかで美しいさま。
出典 風光明媚(ふうこうめいび)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
日本の都会ではすっかり見られなくなりましたが、人の手で開発が進んでいないような田舎や山の方に行くとまだ見られる光景があります。


不倶戴天【ふぐたいてん】


対峙する相手の存在自体を決して許せず、生かしておくことができないほど強い憎悪や遺恨、またはそのような仲という意味の四字熟語。
「不倶」は「一緒にできない」「戴天」は「同じ空の下に存在する」という意味。
「あの男は俺にとって不倶戴天の敵だ」のように使う。
出典 不倶戴天 (ふぐたいてん)とは【ピクシブ百科事典】


なかなか人生でそれほどの相手に出会うことも稀だとは思いますが。
「倶ともには天てんを戴いただかず」と訓読します。


麟鳳亀竜【りんぽうきりゅう】


麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)とは、麒麟鳳凰、亀、竜の四種の伝説上の霊獣のことです。泰平の世に現れるとされています。また、聖人や賢人のたとえのことです。
出典 「麟鳳亀竜」の意味


疾風怒濤【しっぷうどとう】


疾風怒濤とは「激しく吹く風と激しく荒れ狂う波」「時代や社会が激しく変化すること」という意味を持つ四字熟語となっています。
疾風の意味は「強く激しい風」怒涛の意味は「荒れ狂い逆巻く波」となっており、この二つの組み合わで成り立っています。
出典 「疾風怒濤」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説


百尺竿頭【ひゃくしゃくかんとう】


「百尺竿頭一歩を進む」と言うことわざより。竿の長さが、百尺(30.3m)に達していて、努力を尽くして達したが、さらにその先へと向かい尽力すること。


百尺の竿 (さお) の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことのたとえ。
出典 百尺竿頭に一歩を進む(ひゃくしゃくかんとうにいっぽをすすむ)の意味 - goo国語辞書


不撓不屈【ふとうふくつ】


強い意志を持ち、どんな困難にも負けず、くじけない様。
同様の意味で「不屈不撓(ふくつふとう)」とも。


抜山蓋世【ばつざんがいせい】


山を引き抜き、世界を覆いつくすほどの力という意味。中国古典「史記」で、項羽の辞世の句、「力、山を抜き、気は世を蓋う」という言葉から来ています。


嘯風弄月【しょうふうろうげつ】


自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむことを表す四字熟語です。
【風に嘯(うそぶ)き月を弄(もてあそ)ぶ】と訓読みされます。
出典 No. 670 【嘯風弄月】 しょうふうろうげつ|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事


紫電一閃【しでんいっせん】


事態の急激な変化の形容。研ぎ澄まされた剣をひと振りするとき、一瞬ひらめく鋭い光の意から。「紫電」は研ぎ澄まされた剣をひと振りするときにひらめく鋭い光。「一閃」は一瞬のひらめき。さっとひらめくこと。
出典 紫電一閃(しでんいっせん)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書


電光石火【でんこうせっか


稲妻の光と火打ち石の光で、振る舞いや行動の素早いこと。またきわめて短い時間のたとえ。
動作が、きわめて速いこと。すばやいこと。「電光石火の早業 (はやわざ) 」
出典 電光石火(でんこうせっか)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典


天衣無縫【てんいむほう】


無邪気で飾り気のない様子。
詩歌に飾り気がなく、しかも美しいこと。
天女の衣には縫い目がないという伝説から。『霊怪録』郭翰。
出典 天衣無縫 - ウィクショナリー日本語版


鎧袖一触【がいしゅういっしょく】


「鎧袖」はそのまま鎧の袖、「一触」はほんの少し触れること。
つまり「鎧の袖がほんの少し触れる」という意味であり、ほんの僅かだけ実力を見せることを言う。
転じて、弱い相手をたやすく倒してしまうこと。
出典 特技/【鎧袖一触】 - ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*
ちょっと珍しい四字熟語ですが、そういえばガンダムのセリフで出てきましたね。


廓然大公【かくぜんたいこう】


心が何のわだかまりもなくからっと広く、少しの偏りもないこと。君子が学ぶべき聖人の心をいう語。また、聖人の心を学ぶ者の心構えをいう語。
「廓然」は心がからりと広いさま。「大公」は大いに公平で私心のないこと。「大」は「太」とも書く。
出典 廓然大公(かくぜんたいこう)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
広い心を意味するこの熟語を現実世界でなかなか使うことはなさそうですが、知っておくと知識人っぽくていいです。


乾坤一擲【けんこんいってき】


「乾」は「天」、「坤」は「地」、「乾坤」で「天地」の意味。
「一擲」はさいころを投げること。
天地をかけて一回さいころを投げるという意味から、自分の運命をかけて、のるかそるかの勝負に出ることをいう。
韓愈の詩「鴻溝を過ぐ」の「竜疲れ虎困じて川原に割ち、億万の蒼生、性命を存す。誰か君王に馬首を回らすを勧めて、真に一擲を成して乾坤を賭せん」から。
出典 乾坤一擲 - 故事ことわざ辞典
自身の本当に人生の賭けに出るような時、この単語は使ってみたいですね。某ゲームでもセリフにあったような・・・。


跳梁跋扈【ちょうりょうばっこ】


ほしいままに行動すること。悪人などがのさばり、はびこること。
「跳梁」ははね回ること。「跋扈」は悪人などが権威を無視して、わがもの顔に振る舞いのさばること。「跋扈跳梁ばっこちょうりょう」ともいう。
出典 跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
よくゲームなどでモンスターや悪魔が世界中に広がってる時にこの表現を使いますね。なかなか現実世界では言わないような・・・というより現実がこれだったら相当ショックです。


疾風迅雷【しっぷうじんらい】


激しく吹く風と激しい雷。事態の変化が急なこと、行動が迅速なことなどにたとえる。「疾風迅雷の進撃」
出典 疾風迅雷(しっぷうじんらい)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典


明鏡止水【めいきょうしすい】


明鏡止水とは、邪念が無く、静かに落ち着いて澄みきった心の状態のたとえ。
「明鏡」は、一点の曇りもない、よく映る鏡のことで、「めいけい」とも読む。
「止水」とは、流れずに静かにとどまって、澄んだ水面のこと。
曇りの無い鏡と澄んだ水面のように、安らかに落ち着いた心境をいう。
出典 明鏡止水 - 故事ことわざ辞典


六道輪廻【ろくどうりんね




六道(ろくどう、りくどう)とは、仏教において、衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界(あるいは境涯)のこと。六趣、六界ともいう。
六道には下記の6つがある。
天道(てんどう、天上道天界道とも)
人間道(にんげんどう)
修羅道(しゅらどう、阿修羅道とも)
畜生道(ちくしょうどう)
餓鬼道(がきどう)
地獄道(じごくどう)
出典 六道 - Wikipedia


獅子奮迅【ししふんじん】


獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。また、そのような猛烈な勢いで活動すること。
「獅子」はライオン。「奮迅」は激しく奮い立つさま。


行雲流水【こううんりゅうすい】


行雲流水とは、物事に執着せず、自然の成り行きに身を任せること。また、とどまることなく自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。
出典 行雲流水 - 故事ことわざ辞典


魑魅魍魎【ちみもうりょう】



出典 www.amazon.co.jp


魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは、山の怪物や川の怪物。様々な化け物、妖怪変化。魑魅は山の怪、魍魎は川の怪であり、一般には山河すべての怪として魑魅魍魎の名で用いられることが多い。
魑魅とは、山林の異気(瘴気)から生ずるという怪物のことと言われている。顔は人間、体は獣の姿をしていて、人を迷わせる。平安時代中期の辞書『和名類聚抄』ではスダマという和名の鬼の一種とされ、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』では山の神とされる。
魍魎は山川や木石の精霊とされる。山・水・木・石などあらゆる自然物の精気から生じ、人を化かす。また、死者を食べるとも言われ、姿かたちは幼児に似ていて、2本足で立ち、赤黒色の皮膚をして、目は赤く、耳は長く、美しい髪と人に似た声をしている。これらの外見は鬼を思わせる。『和漢三才図会』では水神、古代中国の書『春秋左氏伝』では水沢の神とされる。
出典 魑魅魍魎 - Wikipedia


国士無双【こくしむそう】


国の中で並ぶ者もいないほど優れた人物のこと。韓信を評した言葉「諸将易得耳、至如信者、国士無双」に始まる。
出典 国士無双 - ウィクショナリー日本語版
麻雀の手役名でよく耳にする人もいるかと思いますが、本来はこうした故事に基づく人物評の言葉です。


天地神明【てんちしんめい】


天と地のあらゆる神々のこと。
「明」は神のことで、「神明」は神々の意。
出典 天地神明(てんちしんめい)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
よく日常では、「天地神明に誓って」のような言葉で耳にします。


諸行無常【しょぎょうむじょう】


諸行無常(しょぎょうむじょう、パーリ語: सब्बे संखारा अनिच्चा, sabbe saṅkhārā aniccā)とは、仏教用語で、この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。「諸行」とは因縁によって起こるこの世の現象(サンカーラ)を指し、「無常」とは一切は常に変化し、不変のものはない(アニッチャ)という意味。三法印四法印のひとつ。
出典 諸行無常 - Wikipedia


森羅万象【しんらばんしょう】


森羅万象(しんらばんしょう、しんらばんぞう、しんらまんぞう)は、あらゆる現象、宇宙に存在する一切のもの。「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶことであり、「万象」は万物やあらゆる現象。なお、「宇宙」はあらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり、および宇宙空間を指す。
出典 森羅万象 - Wikipedia


一騎当千【いっきとうせん】


一人で千人ほどの敵に対し戦えるほど強いこと。力だけでなく、人並以上に優れた才能や経験の持ち主に対しても言う。「騎」は騎馬武者、「当千」は千人の意。
出典 一騎当千 - ウィクショナリー日本語版


画竜点睛【がりょうてんせい】


物事の最後の大事な仕上げ。全体を生かす肝心なところ。
出典は中国:唐時代の『歴代名画記』
梁(中国南朝)の絵師『張僧繇』は、勅令により金陵の安楽寺の壁に四匹の竜の絵を画いた。 その絵は素晴らしい出来だが、睛(ひとみ)が画かれていない。なぜかと絵師に尋ねると、「睛を入れれば飛び去るからだ」と言う。人々はそれを信じず、二匹の竜に瞳の点を書き加えさせた。すると竜は忽ち天に昇っていった、という故事にちなむ。
出典 画竜点睛 - ウィクショナリー日本語版


百花繚乱【ひゃっかりょうらん】


様々な種類の花が色とりどりに咲き乱れる様子。転じて、多数の優秀な人々、独創的な人々が一堂に会する状況。
出典 百花繚乱 - Wikipedia


笑止千万【しょうしせんばん】


非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。
「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
出典 笑止千万(しょうしせんばん)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
よく漫画などでも、「笑止」と言いますが、笑止千万、とフルに言ってしっかり意味が出る感じですね。


花鳥風月【かちょうふうげつ】


花鳥風月(かちょうふうげつ)は、美しい自然の風景や、それを重んじる風流を意味する四字熟語である。
出典 花鳥風月 - Wikipedia


游雲驚竜【ゆううんきょうりょう】


書の筆遣いが素晴らしく、筆跡が生き生きとしている様子。
「雲」はいろいろなものに変化すること。
「竜」は神秘的で、力強く勇ましい動きのこと。
素晴らしい筆遣いを雲と竜にたとえたもの。
出典 「游雲驚竜」(ゆううんきょうりょう)の意味
これは、かっこいい熟語ですが、なかなか世間で耳にすることないですね。今時はあまり使われないのでしょうか。


聖人君子【せいじんくんし】


せいじん-くんし【聖人君子】の意味・使い方 立派な人徳やすぐれた知識・教養を身につけた理想的な人物。
「聖人」は最高の人格を備えた人。「 君子」は学識・人格のすぐれた人。
出典 聖人君子(せいじんくんし)の意味・使い方 - goo四字熟語辞典
よく三国志史記のような、中国の古典の中で言われる存在ですね。


大逆無道【たいぎゃくむどう】


はなはだしく人の道に背き、道理を無視すること。また、その行為。
出典 大逆無道(タイギャクムドウ)とは - コトバンク


鶏鳴狗盗【けいめいくとう】


紀元前299年に秦の昭襄王は田文を宰相として迎え入れようとした。田文はこれに応えて秦に入ったが、ある人が昭襄王に、田文は当代一流の人材であるが斉の人間であるから、秦の宰相になっても斉の利を優先するに違いない。斉に帰せば秦の脅威となると進言、昭襄王はこれを容れて田文が滞在している屋敷を包囲させ、田文の命は危うくなった。
田文は食客を使って昭襄王の寵姫に命乞いをしたが、寵姫は田文の持つ宝物「狐白裘(こはくきゅう)」と引き替えなら昭襄王に助命を頼んでも良いという。しかし、田文は秦に入国する前に昭襄王にこれを献上していた。悩んでいた所、食客の一人である狗盗(犬のようにすばしこい泥棒)が名乗り出て、昭襄王の蔵から狐白裘を盗んできた。これを寵姫に渡すと、その取り成しによって屋敷の包囲は解かれ、田文はひとまず危機を逃れることができた。
しかし昭襄王の気がいつ変わるかわからない。そこで田文は急いで帰国の途に着き、夜中に国境の函谷関までたどり着いた。しかし関は夜間は閉じられており、朝になって鶏の声がするまでは開けないのが規則だった。すでに気の変わった昭襄王は追っ手を差し向けており、田文もそれを察して困っていたところ、食客の一人である物真似の名人が名乗り出た。そして彼が鶏の鳴きまねをすると、それにつられて本物の鶏も鳴き始め、これによって開かれた函谷関を抜けて、田文は秦を脱出することができた。昭襄王の追っ手は夜明け頃に函谷関へ着いたが、田文らが夜中に関を通ったことを知ると引き返した。こうして田文一行は虎口を脱した。
常日頃、学者や武芸者などの食客は、田文が盗みや物真似の芸しか持たないような者すら食客として受け入れていたことに不満だったが、このときばかりは田文の先見の明に感心した。「つまらない才能」あるいは「つまらない特技でも、何かの役に立つ」を意味する鶏鳴狗盗(けいめいくとう)の故事はここから来ている。



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参考



剣道手拭い 印刷 かっこいい四字熟語



四字熟語 1



[今日の四字熟語]♯5 朝三暮四|Japanese Yojijukugo