日本人の海苔の心アサクサノリ
日本で古くから愛されてきたアサクサノリの悲しき現状。
アサクサノリとは
アサクサノリ(浅草海苔、学名:Pyropia tenera)は、ウシケノリ科アマノリ属に分類される紅藻の海藻で、海苔の1種。 浅草苔とも。
野生種は東アジアの一部(日本、朝鮮半島)に分布する。
日本では北海道から九州までに分布し、養殖されていた 1960年代までは太平洋側各地の内湾に分布していた。
その後、1962年頃には愛媛県西條市玉津にて、アサクサノリの変種であるオオバアサクサノリ(Porphyra tenera var. tamatsuensis)
が、1970年頃には千葉県袖ケ浦町奈良輪にて、アサクサノリとは別種のスサビノリの一品種であるナラワスサビノリ(Pyropia yezoennsis f. narawaensis)がいずれも養殖漁業者の手で確立され、これらの病気に強く育てやすい養殖品種が普及することでアサクサノリ野生種の養殖がされなくなった。
出典 アサクサノリ - Wikipedia
日本の環境省のレッドリストでは、1997年版の初版から絶滅危惧I類に評価されている。
野生種の養殖がなされなくなった(分布参照)ことに加え、干拓・埋立、水質汚染などで自生に適した環境が失われることにより自生地が激減、レッドデータブック編纂時に行われた環境庁(当時)の調査では生育が確認された場所が全国4箇所の干潟のみとなっている。なお、最近の調査では全国で 8箇所の自生地が見つかっている。
料理利用
現在では極端に減少傾向にあり、ほとんど入手できませんが、料理に使うと今の多くの海苔を使うよりとてもおいしくなります。
出典 tabelog.com
アサクサノリの生育
アサクサノリ自生の様子。
あおさ取材
わがまち自慢 東京大田区 『アサクサノリの復活とのり付け体験』