海辺で岩に張り付いていて、なかなか食べられると気づかれない珍しい生き物の、ヒザラガイ、地域によってはクンマーと呼ばれる食材の紹介です。
ヒザラガイ・クンマーとは
多板綱(たばんこう)は、軟体動物の一群で、一般的にはヒザラガイ類として知られている。扁平な体で、背面に一列に並んだ8枚の殻を持っており、現生の軟体動物では最も体節制を思わせる体制をもっている。
ヒザラガイ類は一般的に小柄なものが多く、生息場所によってはカビのような臭みの強いものがおり、また採集や処理が面倒なことから他の多くの地域では食品として重要なものではなかった。食用とすることは可能で、筋肉質の足が発達しておりアワビなど磯の岩場に張り付く巻貝類と似た感覚で食べられ、生息条件の良い場所のものは海藻の旨味を凝縮したような風味がある。
出典 多板綱 - Wikipedia
ヒザラガイ(Liolophura japonica)などは、鹿児島県奄美群島の喜界島では「クンマー」という呼び名で呼ばれる高級食材であり、茹でたあと甲羅を取り、酢味噌和えや煮付けで食べられることが多い。また、台湾の蘭嶼の東海岸ではタオ語でbobowanと呼ばれ食用にするが、乳児のいる女性は食べてはいけないとされている。
喜界島のクンマー
料理
とりあえず食材は全部揚げてみようの精神でてんぷらに。
茹でて酢味噌和えに。クンマーの食べ方の定番だそうです。